2024年05月29日
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兵庫県スポーツ協会と武庫川女子大学が スポーツに特化した食育プロジェクトをスタート
新しい食育支援事業の取り組み
兵庫県スポーツ協会と武庫川女子大学が
スポーツに特化した食育プロジェクトをスタート
兵庫県スポーツ協会と武庫川女子大学は、食を通してアスリートのコンディション維持やパフォーマンス向上をはかる食育プロジェクト「軌跡 食×sports」をスタートしました。
水泳部に所属する学生アスリート15人が被験者となり、食物栄養学科の教員と学生が考案したアスリート向けメニューを半年間、食べ続けます。実食が6月11日から始まります。
兵庫県スポーツ協会は、これまで学校給食を中心に取り組んでいた食育事業を、スポーツの領域に拡大し、県民の健康促進に寄与しようとプロジェクトを計画しました。 今回のプロジェクトでは食や健康に関わる学部を有する武庫川女子大学に協力を呼びかけました。
こうした食事がアスリートのコンディションにどのように影響するかを調べるため、被験者はHRV(心拍変動)を測定する手首装着型のウェアラブルデバイスを装着。HRVの変動で交感神経と副交感神経のバランスを観察するほか、月1回、練習後に体組成やヘモグロビン濃度、骨密度を測定します。
兵庫県スポーツ協会では「開発したメニューが、疲労回復やパフォーマンス向上につながることが分かれば、一般の人用にアレンジして給食の献立に活かしたり、県が行う健康づくりの支援、『食の健康協力店』として参加・登録していただいている飲食店やお弁当の販売店で提供することも検討しています。いずれはレトルト食品での販売や非常食にも展開できれば」と考えています。